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News「神奈川県立歴史博物館」を横浜観光スポットとしてご紹介します。
神奈川県立歴史博物館は、横浜市中区南仲通の馬車道にある神奈川県の歴史に関する博物館です。1968年(昭和43年)に神奈川県立博物館として開館しました。建物は、歴史主義建築に属する明治30年代における代表的なドイツの近代洋風建築の影響を強く受けた建造物で、横浜正金銀行本店として1900年(明治33年)に着工し、1904年(明治37年)に完成しました。妻木頼黄が設計、遠藤於莵が工事監督を務めた古典主義様式建築ですが、関東大震災により建物のドームが焼失しました。1947年(昭和22年)には、横浜正金銀行を引き継いだ東京銀行の横浜支店として使用されました。1964年(昭和39年)に神奈川県が建物を買い取り、建物の増築・改修工事を行い、関東大震災で焼失したドーム屋根の復元を行いました。1967年(昭和42年)3月20日に神奈川県立博物館として開館する。1969年(昭和44年)旧横浜正金銀行本店本館として国の重要文化財に指定され、1995年(平成7年)には敷地を含め「旧横浜正金銀行本店」として国の史跡に指定されています。外観のよく保存された優れた意匠をもつ洋風建築で明治以降の建築物をともなう遺跡で国より史跡の指定を受けたのは神奈川県立歴史博物館がはじめてのようです。
